海外旅行時のインターネットで困ったこと②(現地プリペイドSIM編)
海外旅行や出張でスマホを使いたいとき、現地でデータ通信や通話ができないと不便です。日本のキャリアのまま使えばローミング料金が高額になりやすく、予期せぬ請求が発生することもあります。そこで「海外 SIM」を活用する選択肢が注目されますが、使い方や設定を間違えると、現地で通信できなかったり料金トラブルを招いたりすることも。本記事では、実際の失敗談を交えながら、海外 SIM の種類・選び方から設定・対処法までをまとめます。
(参考記事)
海外旅行時のインターネットで困ったこと①(データローミング編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-1/
海外旅行時のインターネットで困ったこと③(フリーWi-Fi編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-3/
この記事はこんな方にオススメです。
- 海外で通信コストを抑えたい人
- 現地 SIM 利用に興味があるが、設定やトラブルが不安な人
- 複数国を旅する人で、スムーズにネット接続を確保したい人
Table of Contents
海外 SIM 利用で起こりやすい問題
「現地用 SIM を買ってみたが結局使えなかった」という体験談を出発点に、複数の失敗パターンをございます。
以下はその代表例です:
- 設定がわからず使えない
- 言語の壁で要件を伝えられない
- スマホ・端末が対応していない
- ローミング設定を切り替え忘れてしまう
- SIM の挿入/紛失リスク
- 複数人で使えない(シェア不可)
- 元の電話番号(日本番号など)が使えない
- 使えなかったら損になる(返金不可など)
次節で、それぞれの原因と具体的な対策を見ていきます。
問題別の原因と対策
設定ができず使えない
原因
- APN/アクセスポイントの設定が必要
- キャリア固有の設定が異なる
- 購入時点で設定を誤っている
対策
- 渡航前に渡航先の SIM 設定情報(APN、パスワード、MCC/MNC 等)を入手
- SIM 販売店で設定サポートを受ける、または現地空港で店頭サポートのある店舗を利用
- スマホで手動設定可能であることを事前に確認
言語・コミュニケーションの壁
原因
- 現地で SIM を買う際、スタッフと正しいプラン条件を伝えられない
- データ通信量、速度制限、音声/データプランの切り分けが理解できない
対策
- 必要な用語(例:“データ通信のみ「高速データ容量」有効期限”)をあらかじめ現地言語で調べておく
- 値段・通信容量・速度制限などを筆記で確認
- 英語が通じる SIM 店を探す
端末の非対応・OS 制限
原因
- スマホが渡航先の周波数帯 (バンド) をサポートしていない
- OS が古く、SIM 設定やプロファイル読み込みに不具合がある
対策
- 自分のスマホが渡航先の主要周波数に対応しているか調べておく
- 渡航前に OS やキャリア設定プロファイルのアップデートを済ませておく
- デュアル SIM 機能や SIM スロットの仕様もチェック
ローミング設定のままにしてしまうリスク
原因
- 元の(日本の)ローミング設定が ON のままになっており、渡航先で意図せず使われてしまう
- 他国に経由して移動中にローミングが働く
対策
- 現地 SIM を使う前に、日本ローミングを OFF に設定
- 渡航先以外の国に近づいたり移動したりする際は、手動でローミング設定を管理
- 渡航先で使う SIM のみを優先設定にする
SIM 紛失・取り扱い問題
原因
- SIM が極小サイズ (nano-SIM等) で扱いが難しい
- 抜き差しを誤り、SIM トレイ故障や破損
対策
- 静電気対策やピンの準備を持っておく
- SIM ケースに入れて保管
- eSIM 対応機種なら、物理 SIM を使わずに済ませることができる
複数人で使えない・コスト高になる可能性
原因
- SIM は基本的に 1 台端末用で、複数人でシェアできない
- 実質的に 1 GB あたりの単価が高くなる
対策
- グループ旅行ならポケット Wi-Fi の方が経済的なケースあり
- 複数回線契約で割引のある SIM を探す
既存の電話番号が使えない
原因
- 海外 SIM にすると、元の自国番号(日本など)の音声・SMS 通話が使えなくなる
- データ通信のみ対応の SIM を選んでしまう
対策
- 通話が必要な場合は、デュアル SIM 機能や VoIP を併用
- 日本番号維持契約 (プラン凍結など) を調べておく
使えなかった場合のリスク
原因
- 実際に使えないと、他の通信手段を緊急手配する必要がある
- 現地 SIM の返金不可、交換不可などの対応が難しい
対策
- リスクヘッジとして、レンタル Wi-Fi やローミング併用も検討
- SIM 購入時の保証・サポート有無を確認
- できるなら初日限定でテスト運用
海外 SIM 利用を成功させる準備とコツ
事前調査(対応バンド・キャリア)
渡航先の主要キャリアと使用周波数帯 (バンド) を調べ、自分の端末が対応しているかを確認します。
例:4G Band 3 / 7 / 28 などが多く使われることが多い。
設定マニュアルの入手・確認
渡航前に、SIM 販売業者やキャリアが提供する日本語/英語の設定マニュアルを入手しておき、APN 設定・認証情報を控えておきましょう。
予備手段の併用
万が一 SIM が使えないときのために、代替手段(ローミング、レンタル Wi-Fi、モバイルデータカードなど)を併用できるよう準備しておくと安心です。
利用中の注意点
- ローミングを切る
- バックグラウンド通信を制限
- 通信速度制限を把握
- SIM の残量(データ容量・有効期限)を定期チェック
レンタル Wi-Fi や他の代替手段との比較
現地 SIM はコストが抑えられる可能性が高いですが、設定の難しさ・リスクもあります。
レンタル Wi-Fi(ポケット Wi-Fi)、国際ローミング、eSIM などとの比較も重要です。
- レンタル Wi-Fi/ポケット Wi-Fi:複数デバイス同時接続が可能、サポート付き、返却形式
- 国際ローミング:設定簡単だがコスト高リスク
- eSIM:物理 SIM が不要で利便性あり。ただし対応機種限定
用途や滞在国数、人数に応じて最適手段を選ぶと良いでしょう。
海外旅行時のインターネットで困ったこと①(データローミング編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-1/
海外旅行時のインターネットで困ったこと③(フリーWi-Fi編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-3/
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まとめ&安心して使いたいあなたへ
海外 SIM は、安価で通信手段を確保できる可能性がありますが、設定、端末対応、言語、リスクなど複数のハードルがあります。
渡航前に調査・準備をしておくことで、それらのトラブルを大きく減らすことができます。
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