海外旅行時のインターネットで困ったこと①(データローミング編)
「海外でスマホを使いたい」「データ通信したいけど、ローミング料金が心配…」――そんな不安を抱えている方は多いでしょう。かつて私自身、海外出張中に何も設定せずにスマホを使った結果、帰国後に予想外の高額請求を受けた経験があります(※具体的には、地図アプリの過剰利用+アプリの自動更新が重なって、1日で数千円超え)。
本記事では、私の体験を交えつつ、データローミング(=海外データローミング、国際ローミング)の仕組み、トラブル事例、回避策、代替手段などを詳しく解説します。これを読めば、海外でも安心してスマホを使える通信プラン選びと設定ができるようになります。
(参考記事)
海外旅行時のインターネットで困ったこと②(現地プリペイドSIM編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-2/
海外旅行時のインターネットで困ったこと③(フリーWi-Fi編)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-3/
この記事はこんな方にオススメです。
- 海外旅行・出張でスマホを使いたい人
- 高額請求を恐れてローミングを躊躇している人
- データローミングとレンタルWi-Fi/SIM/eSIMを比較検討したい人
- 過去に「パケ死(パケット使い放題でない状況でデータ通信を大量に使ってしまう)」を経験したことがある人
Table of Contents
データローミングとは?
「データローミング(海外ローミング)」とは、日本で契約中のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど、または格安SIM)が提携している海外キャリア(通信事業者)の回線を使って、渡航先でインターネット通信をする仕組みです。
つまり、SIMを差し替えずに「いつものスマホ・いつもの電話番号」で海外でもネット接続できる利便性があります。
ただし、その代償として 料金が非常に高額になるリスク や、 自動接続で意図しない通信が発生するリスク が伴います。
国際ローミングと国内ローミングの違い
- 国際ローミング:国を越えて他国の通信回線に接続する仕組み
- 国内ローミング:自社回線の届かない山間部・離島などで、別の事業者回線を借りる仕組み
本記事では主に 国際ローミング=海外データローミング を扱います。
私や知り合いが経験したトラブル事例
高額請求(パケ死・BILL SHOCK)
海外出張で渡航先に着いた直後、私は特にローミングの設定を何も変えずにスマホを使い始めました。地図検索・ナビ・SNS投稿・写真アップロードを繰り返したところ、帰国後の請求で 想定の10倍近い通信料 が発生しました。
これは、渡航先のキャリア回線を使って大量のデータ通信が行われ、「従量料金 × 国際回線料」が掛かったためです。多くのキャリアでは、基準を超えたデータ利用には別途上限がない、または非常に高い単価が適用されることがあります。
自動接続・バックグラウンド通信による過剰利用
さらに、私のスマホはバックグラウンドでクラウド同期やアプリ更新、位置情報取得サービスなどが動いており、意図せず大量通信をしていたことが後で分かりました。目に見えない通信も高額請求につながる典型パターンです。
設定ミスによる利用不可
設定ミスは、高額請求にならずとも、結果使えなくて困るという事例も頻発しています。
最近、タイ旅行に来た知り合いが、設定ミスによりタイでインターネットがつながらなかったようです。
そして、今回は、元々、私がちょうど日本出張が入っていたため会う予定はなかったのですが、ホテルのフリーWiFiを使って、「タイ国内で利用できるWiFiありますか?」と、急遽、私に連絡してこられました。
結果、ピンチヒッターとして、当社でサービス提供をさせていただいているタイ国内専用ポケットWiFi(MUAY THAI WiFI(https://www.muaythaiwifi.com/ja/)を緊急でお届けさせていただきました。
たまたま、この知り合いは私のLINEと私の仕事内容を知っていたので、直接ご連絡をいただいた後、近くのホテルだったため、1時間ほどでお届けできました。でも、一般的に、海外に来て、対応できるサービス提供業者を見つけて、現地ローカルの言語で連絡してとなると、中々ハードルが高いと思います。
正しい設定がされているか不安
少し前に、日本からタイ旅行に来た方を観光にお連れしたのですが、その方は、「一応、つながってインターネットはできているけど、帰国後、高額請求が来ないか不安」とのことでした。私が、その場で設定を確認してみると、問題なかったのですが、若くネットリテラシーのある世代の方で(2024年大学卒業したばかりの23歳)も、そのような不安になることもあるのか~と思った次第です。
貴重な旅行の途中に、そんな不安が付いて回るのは、もったいないです。
これらの経験を通じて、「使い始める前の設定と制御」の重要性を痛感しました。
よくあるトラブル・注意点
| トラブル/リスク | 主な原因 | 対処・注意点 |
| 提携回線なし(ローミング不可) | 渡航先国でキャリアが契約未対応 | キャリア公式サイトで対応国・エリアを事前に確認 |
| 通信料金の高騰 | 従量課金・自動通信・超過利用 | 定額プランへの加入、通信制限の設定 |
| セキュリティリスク | 海外回線を経由、暗号化されていない通信 | VPN使用・HTTPS接続・重要情報はWi-Fi下でのみ |
| 通信遅延・電波弱 | 渡航先の回線状況・混雑 | 複数回線オプション、現地SIM併用、Wi-Fi併用 |
| 設定ミス(ローミングONのまま) | 出国前設定忘れ | 渡航前チェックリストを用意・設定見直し |
また、キャリアによっては「対象国以外はローミング不可」だったり、オプション申込が必要だったりするため事前確認が欠かせません。
トラブルを防ぐための具体対策
以下を実践すれば、ローミング利用時のトラブルを大きく減らすことができます。
(A) 事前に料金プランを確認・申込み
- 契約キャリアの 海外定額/ローミングパック を確認。たとえば、24時間定額プランなどが設定されている場合あり。
- 一部サービス(例:ahamo)では、定額枠内でのローミング利用が可能なケースもあります。
- 渡航先国・地域のローミング対象かどうかを公式サイトでチェック。
(B) スマホ設定:ローミングのオン/オフ制御
- 基本的に 出国前は「データローミングOFF」 にしておく
- 渡航先で通信が必要になったときだけオンに切り替える
- モバイルデータ通信自体をオフにし、Wi-Fiのみで動かすことも有効
(C) アプリ・自動更新制御
- 自動アップデート機能をオフに
- バックグラウンド通信を制限
- クラウド同期(写真・動画など)はWi-Fiのみで行う
- 大容量アプリを使うときは、事前にキャッシュしておく
(D) VPN・セキュリティ対策
- 公共回線やローミング回線を使う際は VPN接続 を使って通信の暗号化
- 銀行・決済アプリはできるだけWi-Fiまたは安全回線下で使う
(E) 利用量モニタリングとアラート設定
- スマホ内で通信量監視アプリを入れる
- キャリアが提供する通信量通知サービスをONに(上限アラート)
- こまめに残データ量をチェック
上記を組み合わせておけば、私のような高額請求事故はかなり防げます。
通信手段の比較:ローミング vs Wi-Fiレンタル vs 現地SIM / eSIM
海外でインターネット接続を確保する主な手段を比較します。
| 通信手段 | 利便性 | コスト(目安) | 安全性 / 安定性 | 向くシーン |
| データローミング | 設定が簡単、SIM差し替え不要 | 高額になる可能性 | 通信回線はキャリア依存、暗号化注意 | 短期滞在・緊急時 |
| レンタルWi-Fi(ポケットWi-Fi) | 複数端末対応、定額制あり | 1日あたり定額、無制限プランあり | 独立回線、セキュア | グループ旅行・動画視聴重視 |
| 現地SIM / eSIM | コストを抑えやすい | 渡航地ごとに料金変動 | 現地通信を直で使うため高速可能 | 長期滞在・データ重視 |
| フリースポットWi-Fi | 無料で使える場所あり | 通信量制限や速度低下 | セキュリティが不安 | カフェ・ホテルなど限定用途 |
ポイント比較:
- 短期旅行や緊急時にはローミングが便利
- 家族旅行や複数端末併用ならレンタルWi-Fiがコスパ良し
- 長期滞在・データ使用量が多いなら現地SIM / eSIMが最適
実際、多くのWi-Fiレンタル業者の解説でも「使い分けて最適化する」ことを薦めており、ローミングとWi-Fi併用の組み合わせが最も現実的との記述があります。
(参考記事)
海外 現地でSIM を使って失敗しない! 慣れない海外旅行でありがちなトラブルと回避のコツ(海外インターネットで困ったこと②)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-2/
海外 フリーWiFiを安全に使う方法|注意点・おすすめ対策まとめ(海外インターネットで困ったこと③)
https://www.bs-mobile.jp/blog/trouble-3/
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設定&利用手順(iPhone/Android対応)
iPhone の場合
- 「設定」→「モバイル通信(またはモバイルデータ通信)」
- 「通信のオプション」→「データローミング」をオンまたはオフ
- 必要に応じて「モバイル通信をオフ」にして、データ通信自体を遮断
- 渡航先で再起動すると接続が安定することもある
Android の場合(機種・OSにより名称異なる)
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」または「接続」
- 「モバイルネットワーク」→「データローミング」をオン/オフ
- 必要に応じて「モバイルデータ」自体を無効化
注意:端末やOSアップデート、キャリア仕様によって表記や配置が変わる可能性があるので、渡航前に自分の端末で該当箇所を確認しておきましょう。
まとめ&安心して使いたいあなたへ
海外でスマホを快適かつ安心に使うためには、データローミングの仕組みとリスクを理解し、事前準備と設定制御を徹底すること が鍵です。私自身の痛い失敗も、適切な対策で十分に回避可能だったと感じています。
- まずは、 契約キャリアの海外ローミング対応国・定額オプション を確認
- 出国前にスマホ設定を データローミングOFF にしておく
- 渡航先で必要なときにだけ通信をオンに
- アプリ更新や同期、VPN、通信量監視も併用
- 利用シーンに応じて レンタルWi-Fi or 現地SIM / eSIM を組み合わせる
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